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Restored [生地-クリスマス]

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立ち直りたいと思った。
何をもって「立ち直った」と定義するかはさておき、ただ痛切にそう思った。

ちょうど一週間前の日曜日。ウィーン・フィルのコンサートマスターであるライナー・キュッヒル氏の奏でるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を聴いた。この世で一番好きなこの曲、これまで何度聴いたことだろう。しかしそのいずれとも違う、初めて耳にした華麗にして重厚なカデンツァ。たった4本の弦とは思えないほどの多彩で豊かな響きに、体が震え、心が震えた。
プログラムの二曲も、アンコールのチャイコフスキーもすべてヴァイオリン協奏曲という、信じがたいほどの贅沢な時間。音楽的な技術にとどまらず、長時間の演奏を支える体力や集中力。第一線で活躍する音楽家というものの底力をまのあたりにして、沸々と熱を帯びたような感動と氏への深い敬意を禁じ得なかった。

そして、
立ち直りたい…と、痛切に思ったのだった。

いろいろな出来事が次々と訪れたこの一年あまり。非日常の波の中を夢中で奔走した後、日常に戻ってきてからの私は、体力も気力も尽きた抜け殻だった。まさに身も心も「ひきこもり」になって過ごしてきた。過ごさざるを得なくもあった。
そろそろそんな日々を卒業しよう。決して無駄ではなかった、それなりに必要だった、でも息苦しかった日々を。

ベートーヴェンの力なのかキュッヒル氏の力なのか、はたまたStradivariusの魔力のなせる技なのか、とにかくあの夜のヴァイオリンの音色が私を覚醒させた。
あれから一週間。私の中で、私のまわりで、確実に何かが動き始めている。

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一年三ヶ月ぶりにご紹介するのは、USA、Hoffman社のクリスマス音楽柄のシリーズから、ゴールド・赤・緑という王道のクリスマスカラーで描かれた華やかな生地です。ポインセチアやクリスマスホーリーに彩られたさまざまな楽器たち。この編成って…?!と考えるより、ひとつひとつの単独の音色を思い浮かべながらご鑑賞くださいませ。
「生地-音楽」のカテゴリにも入れたい生地ですが、ひとつのカテゴリしか選べないため、クリスマス優先にしました。
昨年のシーズンはお休みしていたChristmas Museumも、今年は再始動予定。どうぞよろしくお願いいたします。

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PANDA

Fumikoさま
おひさしぶりです!
さっき、なにげなく自分のブログに載せている
読んでいるブログリストの欄を見ていたら
Fumikoさまの更新日が7/25になっていたので
もしや・・・と、思いお邪魔しました。

また素敵な生地の紹介を楽しみにいたしておりますね(^_^)
by PANDA (2010-07-29 00:16) 

Fumiko

PANDAさま
ご来訪ありがとうございます!
こんなに長いことご無沙汰してしまいましたのに…感激です。
これからはのんびりマイペースで書いていこうと思っていますので、また遊びに来てくださいね(^^)
私も伺いま〜す!
by Fumiko (2010-07-29 16:28) 

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