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夢の内にも... [生地-アート]

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すぐ近くに桜の名所を控える家に住むようになって20年余り。改めて出掛けなくても我が家に居ながらにしてお花見のできる、ちょっとゼイタクな環境に暮らしている。
私の住む街の桜は、ニュースで盛んに流れる都心あたりの桜より、ほんの少し遅れて開花する。今日の暖かさでようやく開花に勢いがついたが、まだ満開というには至らず、本格的なお花見はこれからという状況だ。

今年はその近所の桜がまだ蕾のうちに、ずいぶんたくさんのお花見をさせていただいた。netのなかで。
いろいろな方のblogを訪ねていると、この季節はあちこちで美しい桜の写真と出会うことができる。どの方も実に生き生きとした桜の表情を捉え、それぞれに素晴らしい。
夜更けに仕事を片付けて、気晴らしに「net花見」をしていると、夢の中にも桜が咲いていたりする。淡いピンクの雲のように頭上に広がる枝。ふんわりと寄り集まった花の群れ。夢から覚めても、その光景がいつまでも鮮明に残っている。

宿りして 春の山辺に 寝たる夜は 夢の内にも 花ぞ散りける
(山寺にまうでたりけるによめる 紀貫之)

古今和歌集から千年以上も経った今。
山寺ならぬnet詣でお花見を堪能した夜は、
私の夢の内にも 花ぞ散りける...

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本日ご紹介の生地は、USA、MICHAEL MILLER社、 FLOWER FAIRIESから、空の上に舞う花びらと妖精たちのプリントです。精緻なボタニカルアートと愛らしい妖精たちの姿という夢のように美しい世界。シンシア・メアリ・パーカーさんのイラストが生地になっているのを知ったときは、夢中になって集めたものでした。
桜と妖精が描かれたイラストもありますが、あいにく生地にはなっていないようです。こちらの柄は桜の花びらが舞い散るようにも見えますが、実は右側の妖精が手にしているのはアーモンドの花で、下の二人の妖精が腰掛けているのはリンゴの花です。この時期だけは特別、桜の花だと思って眺めてみても許されるでしょうか(^^)...

コットンに描く新印象派…ヴェネツィア、大運河 [生地-アート]

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「一番好きな音楽家は誰?」と問われると、たどり着く2人の名前からなかなか1人を絞れない私ですが、「一番好きな画家は誰?」と訊かれれば、迷わずこう答えます。
「ポール・シニャック!」
新印象派に分類されるシニャックの絵画は、特長ある点描がときに力強く、ときに優しく、光と陰の織りなす美しい風景を描いています。

ご紹介した生地は、シニャックの後期の代表作の一つといわれる「ヴェネツィア、大運河の入り口」を、大胆にもパターン化して生地にしたというUSAコットン。SHAMASH & SONS 社、2002年の生地です。なるべく絵画に忠実になるように、撮影した生地の1パターン分をトリミングしました。
米国トリド美術館所蔵のこの絵画は、「オーセールーの橋の眺め」に次いで私が好きなもの。光を纏う遠景のヴェネツィア大聖堂、対照的に強い陰の中に描かれるゴンドラ。原画では左下のパリーナの後ろ側に、ゴンドラを操る人影が生き生きと描かれているのですが、生地用にパターン化する際にそのあたりは省略されてしまったようです。
カンバスそのものが光彩を放つようなシニャックならではの魅力も、生憎綿の糸で織られた生地上に再現するのは困難だったようですが、こんな貴重な生地を入手しない手はない!と、オークションで見つけて1ヤード足らずの生地にかなりな額をつぎ込んでしまいました。
大きめの額に入れて玄関の正面の壁に飾っていますが、額の中に大聖堂が3つ分ほどの柄が繰り返されて入るので、何とも不思議な雰囲気…


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