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花の宴 [生地-さくら]

sakura00.jpg

さらりさらりと花吹雪
ゆらりゆらりの石畳

差し延べられたその腕に
気づかぬふりで梢を仰ぐ

宵の花冷え うたかたの夢
冷めないように 覚めないように

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本日ご紹介の生地は、USA、Michael Miller Fabrics社の"Lovely Lanterns"。こちらのオーキッドピンクの他、クリーム色、水色、茶色などの色違い生地があります。
桜の枝に吊られてゆらゆらと揺れる提灯は日本のお花見風景ではお馴染みですが、こんなにたくさん吊られていてはせっかくの桜が主役の座を奪われてしまいそう…


花は桜木、人は武士 [生地-さくら]

sakura.jpg

夜の桜は美しかった。
見上げれば、満ちてゆく白い月を浮かべた空に、ふわりと漂うように。

その桜を背景にして、無形の位で佇む影がひとつ。上泉伊勢守信綱の立像。
時々その姿に無性に会いたくて、伊勢守の居城跡でもあるこの場所に足を運んでしまう。今夜も武道の稽古の帰りにふと寄り道してみたくなって、家とは逆の方向にステアリングをきった。折しも界隈の桜が満開を迎えんとする夜。

柳生新陰流を習い始めた頃、手に入る限りの上泉伊勢守に関する本を読み耽るうちに、私はものの見事に一気に恋に落ちてしまった。大半は小説であったから作りこまれたエピソードも多いかもしれないが、そこに生き生きと描かれていた人物像は、とにかく圧倒的な魅力の主だった。武士としても兵法家としても。人としても男としても。
この方と本当に出会ってみたかったなぁ…と、高い台座の上でライトアップされた端正な面差しを仰ぎつつ、今夜もまた叶わぬ片恋にひとり密かに苦笑いしてみる。

花は桜木、人は武士…
今、爛漫の桜を愛でることはできても、この世にもう武士はいない。武士の如き人も傍らにはいない。
身も心も、強くなりたい。

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本日ご紹介の生地は、夜桜を描いたようなコットンプリント。手元にある50cmほどの生地のミミにはどこにもクレジットが記されていないため、残念ながら素性が不明ですが、生地質の良さや彩色の状態から、恐らく国産生地ではないかと思います。深味のある黒地に散りばめられた満開の桜。鮮やかなピンクの花とぼかした墨のような影が、不思議な立体感を醸し出しています。

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